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風の吹くまま

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あれもこれも挑戦してみたい今日この頃。

イタリア旅行記 8・9日目

自律心に問題のある私は、週6日とか5日のクラスの方が良かったように思うのですが…。
まぁ、これは「それくらい自分で鍛えろ」というご配慮なのでしょうかねぇ。
同じクラスになった人、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、旅行記。
******
8日目はピサに泊まっていたので、朝は早速、ピサの斜塔へ。

感想。
…斜塔以外の建物も傾いていませんか? き、気のせいだよね?うん。

特に中には入らず、上らず、建造物の外観を鑑賞。
あとは写真撮影大会。
斜塔と同じように傾いたり、「斜塔を持ち上げるポーズ」や「斜塔を支えるポーズ」をとったり。

ちなみに斜塔のすぐそばにBook Shopとあったので、気になって行ってみたら、実質はGift Shopでした。
観光地だけに土産物屋さんも多し。あ、でも此処で売っていたスヌーピーのTシャツは可愛かったので、母へのお土産に買いました。(スヌーピーが斜塔が倒れるのを防ごうと、一生懸命に斜塔を支えているもの。可愛い~♪)

***
そ・し・て。
舞台はついに花の都・フィレンツェへ☆

あー、この紹介文のテンションからも分かるように、私のフィレンツェへの思い入れは並々ならぬものがありました。
否応無しにあがるテンション。(ご同行してくださったお嬢様方、その節は本当にご迷惑をおかけしました)

まずはツアー観光の一環で、ウフィッツィ美術館へ。
このとき解説をしてくれた現地日本人のオジサマは、ポンペイのいい加減なガイドとは大違いで、きっちりマニアなことまで解説してくださいました。
でも、「グロテスクの語源」とその発音ばかり印象に残っている私は、ダメな学生です。
あと、何となく覚えているのは
・初期キリスト教絵画における、段差表現
・「サン・ロマーノの戦い」の絵が素晴らしいということ
・ダ・ヴィンチの「受胎告知」における、マリアの傍のテーブルの表現技法
くらいかなぁ。

ちなみに彼への印象につき、私はメモで「○たむーと○ワアキを足して二で割ったような」と表現しております。
なお、この現地ガイドさんについては余談がありまして。
この初めてのフィレンツェ来訪から約二年後、家族でウフィッツィ美術館に来た際も、彼が日本人観光客のガイドをしていらっしゃるところに遭遇しました。
そういうお仕事なんでしょうね。「grottesca」「grotta」の「r」の発音が、相変わらず素敵でした。←Rフェチ。綺麗なRの音を聞くと、なぜか「きゅんv」とします。

ウフィッツィ美術館の所蔵作品については、数が多いのでここでは省略。
ただ思ったほど打ちのめされなかった、というのが初回の印象でした。
なんかね、ウフィッツィ美術館は、ルーブルに匹敵するようなものだと思っていたので。
ルーブルに初めて行ったときは、本当に文字通り打ちのめされて立ち上がれなくなるような(大げさ?まぁティーンエイジャーだったし)衝撃を受けたのだけれど、ウフィッツィはそこまで殴られた感じがしなかった。
まぁ、単に規模の問題と、そして私がヨーロッパに少し馴染んできたからなのでしょうが。
とはいえ、プリマヴェーラやヴィーナス誕生をはじめとして、ボッティチェリのきらきら作品があるので、それは必見。


友人の完璧なナビで、美味しいジェラート屋さんにも行き、甘くて濃厚な味を堪能。
生クリームのホイップをぼってりつけるのはご遠慮しましたが、本当に美味しかったです。
それにしても、行き方を全然覚えていない…。
何だか街の裏道のような細い道をクネクネ歩いた記憶はあるのだけれど。


美術館といえば、私のお気に入り、ピッティ宮殿にあるパラティーナ美術館のことを書かなくては。
この美術館(宮殿の一部)は、フィレンツェの中心部(ドゥオモとか)からヴェッキオ橋を挟んだ所にあります。

ラファエロの絵がお好きなのであれば、ウフィッツイだけでなく、是非絶対こちらにも行ってくださいね。「小椅子の聖母」をはじめ、世界史の資料集で一度は見たことがあるような作品が、壁中みっしり飾られています。
しかも宮殿だけあって内装もゴージャスなので、それもまた楽しいです。


美術館つづきでもう一つ。
アカデミア美術館にも参りました。

ええと。此処にきて、私のミケランジェロ好きは決定的なものになった気がします。
正面にダビデを見上げ、両サイドに一連の「囚人」の作品群。
ウフィッツィでは打ちのめされませんでしたが、アカデミアで心を撃ち抜かれました。
すごい、すごい、すげぇ、
と阿呆のように心の中で連呼しましたとも。

とある小説の一節で、「ミケランジェロはいきなり細部から彫り始める。だからその工程をみるとき、まるで予め石の中に人が居て、それが生まれてくるように見える」とかいう文章があったのだけれど。
まさに、それ。その通り。
未完の囚人達は、筋骨隆々、逞しい足で大理石の中から力強く立ち上がろうとしたり、はたまた大理石をその腕で押しのけて生まれてきたりしている。

只者じゃありません、ミケランジェロ。明らかに、稀有な才能を与えられた人です。


このあと、ミケランジェロ熱に火のついてしまった私が、メディチ家礼拝堂に行きたがって駄々をこねた一幕もありました。ほんと、ごめんね皆様。走れば間に合う、なんて鬼畜な発言をした覚えがうっすらとあります。(←コラ)

あとフィレンツェでしたことといえば、地元のスーパーで買い物をしたことくらいでしょうか。
インスタント食材をお土産として買いました。味の方は…追跡調査をしていないので不明です。
by ami-cizia | 2006-02-28 18:40 | たび(旅)

あれもこれも挑戦してみたい今日この頃。


by ami-cizia