風の吹くまま

amicizia.exblog.jp

あれもこれも挑戦してみたい今日この頃。

Swan Lake

観てきました。
実に半年ぶりのバレエ。
演目はタイトル通り「白鳥の湖」

ええと…結構満足☆
突っ込みたいところは数箇所あるんだけど、オデットの島田衣子さんが素敵だったからAll OK!!

とはいえ、感想をメモしておきたいので、以下だらだらと私見をば。(テンションおかしくなりそうなので、興味ない方はスルー・プリーズ。あと素人感想であることをお忘れなく)

*****
<第一幕 王子@宮殿>
出だしから、微妙に指揮者のやる気に疑念を抱く。。。
いや、今回に限らず新国立もなんだけどさ、どうして出だしの綺麗なメロディーをそんなに早く弾くかな。早くダンサーを出そうとするサービス精神なのかもしれないけど、音で別世界に誘われるんだから、もっとしっとり聞かせて欲しい。

そして、王子!! もっと跳べ! 回れ!
振り付けがそうなんだから仕方ないのかもしれないけど、回転が同じパターンばかりで、しかも移動をつけて軸足のブレがごまかせる動きばかり。そして、何より…ノーブルなオーラがないよぅ。王子なのにー。
無難なフロアレッスンを見ている気分でした。 辛らつでゴメン。でも魅力的じゃなかったんだもん。

むしろ道化師や王子の友人の方がチャーミングで素敵だった。
道化師は足がそんなに開いていない気がしたけど、でも頑張ってた!
王子の友人はなかなか。雰囲気も踊りもこっちのが頑張ってなかったか?

<第一幕二場 @湖>
オデットいい。
最初はふーんオデットねー、くらいの感覚で見ていたんだけどさ。
アームスが凄く綺麗。美しい。
華奢で細くて折れそうで、しなやかで、優美。

なお、さっき手厳しいことを言ってしまった王子ですが、サポートは上手いのか、オデットを素晴らしく引き立ててくれたので及第。
二人のパも雰囲気があったし。
王子に出会ったところはそんなに劇的だと思わなかったけど、少しずつ打ち解けていくのが分かったし。

個人的には、ロットバルトに引き裂かれるシーンが良かった。
分かりやすい表現だったと思う。それは悪い意味ではなくて。
魔力に吸い寄せられるオデットの動き、そして完全に白鳥になってしまった表現なんて、「この瞬間!」というのが明確に分かって、すっきりしてメリハリもあったし、ドラマティックだった。

そうそう、ヴァイオリンのソロ(?)はすごく素敵だった。
あとね、コールドは体形変化が早くて、美しかった。
純白のチュチュが、舞台に綺麗な図形を描く様を見ていたら、バレエって身体芸術であると同時に造形芸術だとも思ったよ。

***
<第二幕 舞踏会≒婚約者選び>
ふっふっふ。
白鳥の湖の山場はココでしょう。
もー、ロットバルトとオディールが登場した瞬間から、否応無しに盛り上がる盛り上がる。

そして。オディールってなんでこんなに魅力的なんでしょうかね。
以前、現代のダンサーはオディールを非常に魅力的に踊る(でもオデットはイマイチ)…という指摘を読んだことがあって、当時は「そうかなぁ?」くらいにしか思ってなかったけど、今ならちょっと分かるかも。
なんか、オディールやってるときの方がイキイキする人が多くありません?
誘惑する女。騙す女。
ちょっと毒がある方が、ぴゅあぴゅあで世間知らずなオデットより素敵に見えちゃうというか。

スペインの踊りが、ロットバルトの手先、という設定でした。
スペインの踊りは元々大好き。
この、『くっ』と背中を思い切り反らしたポーズがね、いいよ。すごくカッコイイ。
キレの良さ、鮮やかな裾捌きで舞うフレアー。女の色香がありつつ、たまらなく凛々しいの。
惚・れ・るー。
ちなみに、今日のスペインはまぁまぁでした。裾裁きがちょっとね…。

王子、第一幕がイマイチだったのは、力を温存していたからなのか?
二幕はよく飛び、回っておりました。
でも、この人やっぱりソロより…(以下略)

オディール、やっぱり素敵だわ!
オデットも素敵だったけど、オディールになると何もしていない状態でもオーラが出っ放し、というか。これも「黒」という色がなせるワザなのか。「黒」をまとう気持ちがそうさせるのか。
魅惑的。悪魔的魅力。
フェッテのところは音楽もタテノリで盛り上がり、こちらの気分も絶好調。
わーい!!(←特に意味は無い)

***
<第三幕 @湖>
第二幕のオディール&王子のパ・ド・ドゥからこっち、オケもダンサーもすごく集中してたように思う。いや、観客も集中してたしね。
一気にラストまで疾走した気分でした。

オデットがね、なんか「恋に破れた少女」みたいでした。
王女ではなく、少女。
裏切られたのではなく、恋に破れた。
そういう印象を受けました。でもだからこそ、一途で儚い姿、すぐに「かくん」とくずおれてしまうような様子にさえ共感が持てた。

真っ白で整然とした図形を描く白鳥たち。
美しい旋律、ああなんて綺麗なチャイコフスキー!!(笑)
(後半からのクライマックス、オケの演奏は全く気になるところが無かった。むしろすごく盛り上げてくれて、世界に引き込まれた)

最後のラスト・シーンはね…。ちょっとぐっときたよ。
私は白鳥の湖はNotハッピーエンド、でも彼らなりにハッピーエンド、という理解をしているので。投身のシーンは切なくなります。

<<総括>>
はーーー。
結構満足。
そして3時間?(というか、二幕以降が特に)別世界に耽溺できました。
溺れきった後って、なんでこんなに幸せな気分になるのでしょうね。
もう、だからバレエって好きだー!
[PR]
by ami-cizia | 2006-03-01 23:54 | まひ(舞)

あれもこれも挑戦してみたい今日この頃。


by ami-cizia