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風の吹くまま

amicizia.exblog.jp

あれもこれも挑戦してみたい今日この頃。

鞭打ち苦行者信仰会

タイトルからS○を想像してしまった方、違いますよ。
(LSって、そういうネタ好きな人が意外に多い気がするのだけど…偏見?)


ペルジーノ展に行ってまいりました。
いやはや全然予習も終わっていないのに、ねぇ。
ただ、もらったタダ券は無駄に出来なくて…(苦笑)。
でも、お蔭様でいいものが見られました☆

特筆すべきは、やはりタイトル名の信仰会から依頼され製作した、いわゆる『慰めの聖母子像』でしょうか。
他の絵と比しても、これだけ肌の質感や布の重みがまるで違うし、聖母が本当にうっとりするくらい綺麗。

あと、気になったのは、同時期の『聖母子と天使、聖フランチェスコ、聖ベルナルディーノ、信心会の会員たち』。色使いや仕上げは『慰めの聖母子』の方が好きですが、表情そのものとしては、こちらの聖母のほうが私は好きでした。…が。
なんでだろう、作品全体には覚えが無いのに、この聖母…凄いデジャヴ…。
ウンブリア美術館て行ったこともないので、見ていないはずなんだけどなぁ。
すっごい見覚えがある気がしてならない。うーん、どこで見たんだろう???
それとも、彼の弟子・ラファエロの絵と類似点がある、と私のポンコツ脳みそが告げているのでしょうか。

とりあえず、手元に残してある画集を片っ端から確認しておりますが、発見されず。
それともあれか、今まで意識して見ていなかっただけで、ペルジーノの絵自体には何度か触れているはずなので、それで見覚えがあるとか?むーん。なんか落ち着かない…。

『少年の肖像』も綺麗だったな。
解説を聞きながら歩いていたらいつの間にか彼の正面に回りこんでいて、見上げたときにあんまりハンサムだったのでドキドキしてしまいましたとも。

『石棺の上のキリスト』は素敵だけど、なんか言い方を選ばなければ「奇妙」な気がしました。
肘下の腕の長さが短い…のかな。ゆるく曲げてはいるけど…。それとも胴?気のせいかなぁ?
表情は「なんでも受け止めてくれそう」で、かつ神聖さも感じさせて素晴らしいです。

ところで。ペルジーノって、聖母の足チラが好きだったのでしょうか?
右足の親指チラリ、あるいは靴(布靴?靴下?)が見えていたり。
そういう慣例でもあるのかと他の画家の作品を見てみたけれど、そうでもないみたいだし。
でも、ウフィツィにあるのもヴァチカンにあるのも、ペルジーノはチラリズムしてた。
ほわーぃ?

それと…これは誰か知っている方がいらっしゃったら、是非教えていただきたいのですが…。
『慰めの聖母』の右下に、緑色のチリトリのような形状のものがあるのですが、アレ何なのでしょう???
よくよく見ると、縁が金で彩られていたようにもみえるし。
余計なモノを描かない作風のようなので、じゃあ、なんか意味があるのかなぁ?と。
解説やオーディオ・ガイドにも説明は無く…気になるっ!


などなど、メモを取りながら彷徨ってたら、いつのまにか夕方に。
あれ? 入館したの、昼だったよね?!
――無制限ウロウロは最高に幸せで楽しいけれど、今度からは腕時計をして入館すべきですな。
by ami-cizia | 2007-06-27 18:56 | うるはし(麗し)

あれもこれも挑戦してみたい今日この頃。


by ami-cizia